インフラ

新人〜中堅におすすめ「インフラエンジニアの教科書」を読んでみた

新人〜中堅におすすめ インフラエンジニアの教科書をよんでみた

3年目インフラエンジニアのちゃりおです。

今回は、こちらの本を紹介します。
インフラエンジニアに必要な知識が幅広くまとまっていて、勉強になりました。

Contents

おすすめしたい人

  • 新卒エンジニア
  • メインがクラウドでオンプレ経験が少ないインフラエンジニア
  • インフラのことも知りたいアプリケーションエンジニア

基礎的な内容で、高度すぎないので幅広くおすすめです。

おすすめポイント

インフラエンジニアの仕事とは

インフラエンジニアの仕事内容は、一言で表すのは難しいと思います。

この本では「社会のITインフラを管理する仕事」と定義しています。
3つのフェーズについても、説明があります。

  • インフラ設計・・・要件定義、設計書の作成
  • インフラ構築・・・キッティング、インストール、設定、テスト
  • インフラ運用・・・障害対応、キャパシティ管理、インフラ起因でない問題の切り分け

私自身、新人の頃はインフラエンジニアの仕事はどこまでかわからないことがあったので
新人にインフラエンジニアの仕事について説明する際に、本書の内容を使おうと思いました。

ハードウェアについて幅広く学ぶことができる

ハードウェアって個人で用意するのは難しいので
勉強できる機会が少ないと思います。

サーバ、CPU、メモリ、ディスク、ネットワーク機器、ストレージについて
それぞれの役割から機器選定についてまで幅広く学ぶことが出来ます。
機器選定について書いてある本は珍しいので勉强になります。

最近は、クラウドの案件が多くハードウェアを触る機会がより減っていると思います。

クラウドベンダが管理してくれるので意識することはほとんどありませんが、
データセンタや機器があることは変わらないのでハードウェアの知識があったら役にたつと思います。

LINEのインフラエンジニアである著者の体験談が盛り込まれている

著者の方は、LINEの創業期のメンバーでインフラエンジニアです。

創業当時3台だったサーバが数万台規模に成長するという、急拡大を
経験している方で体験談もあり興味深かったです。

成長期に重視することがかかれたりしているので、勉强になります。

成長期というのはスピード優先な時期ですから、調達額が多少は高くなっても
早く製品の供給が受けられるベンダーから大量の機器を短期間に取り揃え
早くサービスに投入できるようにしなければなりません

実践的な内容が多くあり、「なるほど!」と思いながら読んでました。
例えば、フォームウェアのバージョンを上げるか上げないかで悩むことも多いと思います。
バージョンアップの考え方も書いてあったので参考になりました。

まとめ

・インフラエンジニアの仕事がわかる
・ハードウェアについて学べる
・LINEの創業メンバーの体験談ベースで実践的な知識を学べる

2013年と少し古めの本ですが、インフラの基礎的なところや購買等については
いまでも使える知識だと思うのでおすすめです。
ただ、クラウド周りは記載が少ないので他の本も併せて、読んだほうがいいです。

2もでているようなので、近々読んでみようと思います。