こんにちは、ちゃりおです。
今回紹介する本は、ITエンジニア向けの論理的思考の本です。
論理的思考について書かれた本は山のようにあると思います。
ITエンジニア向けというのは珍しいと思ったので紹介します。
目次
- 論理的思考がなぜ必要なのか?
- 論理的思考はシンプルな考え方の組み合わせ
- 伝え方のコツは結論から
- 定性的よりも定量的で
- あるべき姿と現状を常に考えよう
- 愚痴と提案を使い分けるのがオトナ
- モレなくダブリなく
- 問題は系統立てて考える
- 仮設思考とPDCA
- 論理的思考の例題集
- チェックリスト
論理的思考がなぜ必要なのか
論理的思考を身につけることで、物事を筋道立てて理解し説明できるようになります。
このスキルがないと「何を言いたいのかわからない」など言われてしまうでしょう。
論理的思考はシンプルな考え方の組み合わせ
論理的思考の手法は、MECE、3C分析、SWOT分析、PEST分析、PDCA、What/Why/How、ロジックツリーなど様々な手法があり難しそうです。
しかし、本書では以下シンプルな考え方の組み合わせと説いています。
a. 曖昧な言い方をしない
b. ゴールを意識する
c. 結論を先に話す
d. 定性的ではなく定量的
e. あるべき姿と現状
f. 愚痴と提案
g. モレなくダブりなく
h. 問題を系統立てる
i .仮設思考とpdca
j. ゼロベース思考と引き出し、想像力
各章で詳しく、紹介されています。
また身につける方法についても書かれており、「70:20:10の法則」が紹介されています。
70:20:10の法則
– 7割 経験
– 2割 薫陶(自分より優秀な人から指導を受けるなど)
– 1割 教育研修
論理的思考も同様に、独学・実践だけではなく他者からのクロスチェックをもらうことでより知見がたまります。
問題は系統だてて考える
問題の特定(What)→原因の究明(Why)→解決策の立案(How)の順番で問題解決をしていきます。
本書では「Excelファイルが時々消える事象」「テストでバグが多数抽出された」を例にだして解説していました。
紹介されているWhat/Why/Howのテンプレート作って、課題解決する際はそれに書き込んでいけばスムーズに利用できるかと思いました。
感想
例えがITエンジニアらしくって(パソコン落ちる・エクセルファイル消失)、現場をイメージしやすかったです。
ページ数も100ページ未満でコンパクトにまとまっていて、すぐ読めると思います。
仕事を依頼して、完了してもらえるまで想定の倍以上かかったことがありました。
依頼の際に期限について曖昧な言い方をしてしまった・ゴールを明確に伝えれなかったことが原因かと思いました。
本書には論理的思考のチェックリストがついているので、定期的に見直し・振り返りをしていきたいと思いました。