JAWS-UG初心者支部の勉強会に参加してきました。
レポートします。
JAWS-UG 初心者支部#13 「AWS Night school」
JAWS-UG初心者支部とは
JAWS-UG 初心者支部#13 「AWS Night school」
以下引用。
JAWS-UG初心者支部第13回勉強会開催!
AWSをこれから活用したい人や一緒に勉強する仲間が欲しい人を主なターゲットとしています。
AWSへの理解を深めていただくお手伝いをすることはもちろんのこと、みなさまがより楽しく学び、よりステップアップしていくためには不可欠となる、初心者支部の卒業→JAWSの他支部へと巣立つためのお手伝いをします。
発表
内容 | 講師 |
---|---|
AWS Night school | AWSJ 亀田さん |
Auroraの凄さを振り返る | クラスメソッド 大栗さん |
AWS Night school
AWS Night schoolとは
「AWSome Day」という1日のセッションを100分に濃縮したセッション。
全3回のコースで、今回は第1回「EC2・EBS」。次回は、「RDS・S3」。
※「AWSome Day」はAWSの基礎トレーニングコース「AWS Technical Essentials 1」の座学セッション無償版。
EC2
EC2とは、AWSが提供する「仮想サーバ」。
リージョンとAZの話から。AZは複数のデータセンタのまとまり、AZのまとまりがリージョン。
EC2はAZをまたがらないと、SLAの対象外になってしまう。
そのため、AZに一台ずつEC2を配置するのがAWSの最小基本構成。
AZ間のレイテンシーは、1ms程度。遅延が気になるようであれば、シングル構成を検討する。
インスタンスタイプは、CPU・メモリ・ネットワークキャパシティの組み合わせ。「コンピューティング最適化」「メモリ最適化」などいろいろ種類がある。
まよったら、m5を使っておけばいい。
EBS
EBSは、EC2と組み合わせて使うストレージボリューム。
EBSはNASの用途では使用できない。
NASのように使いたい場合は、EFSを使用する。(最近、東京リージョンでも使用可能になった)
EBSは割り当て容量が大きいほど、IOPSが上がる。
IOPSを指定したいときは、プロビジョンドIOPSで作成する。
10万IOPS以上が必要な場合は、EBSではなくインスタンスストアを検討する。
インスタンスストアは、インスタンスのホストコンピュータに物理的にアタッチされているディスクストレージ。メリットは、ネットワークの影響を受けないため高速。デメリットは、インスタンス停止時にデータが消える。
スナップショットを取得することでバックアップが可能。
2世代目から差分バックアップになる。(料金の見積もりが難しい)
Auroraの凄さを振り返る
1.Auroraってストレージ部分が凄いよ。耐障害性をものすごく考えられている。
2.無停止でパッチ適用したり、高速にフェイルオーバー(数秒)できたり、過去のデータに直ぐ戻せる。
3.料金が普通のRDSに比べて高そうに見えて、実は効率的に使える(アクセス可能な予備機、Auto ScalingやServerless)ため高くない。
4.Auroraはパフォーマンスより運用性が凄い
Auroraの特徴
最大Mysqlの5倍、postgreの3倍の優れたパフォーマンス
99.999999999の耐久性(S3と同じ)
フルマネージド型
低コスト(実際に使用した分のみ課金)
信頼性
6重化された分散ストレージ。(1つのAZに2個のデータ、3AZに跨って合計6個)
ストレージがデータDBインスタンスから独立
全データが追記型
パフォーマンス効率
最大Mysqlの5倍、postgreの3倍の優れたパフォーマンス
MySQL限定で特定のJoinが速くなっている
レプリケーションでSlaveの書き込み負荷がない。
書き込みは、ストレージに行って、Slaveへはログの位置情報のみ伝えて、キャッシュクリアする
コスト最適化
Multi-AZの予備機もReadReplicaとして使用可能
ReadRepilicaもAutoScaling可能
AuroraServelessで待機コストを極小化
ストレージも完全な6重化せずせずにコストを抑える
セキュリティ
データの通信時と保存時の暗号化
ネットワークの分離
運用上の優秀性
クラウド用に再設計したRDBMSのため様々な機能がある。
Zero Downtime Patch。そのなの通り、ダウンタイムゼロでパッチを当てられる。(例外あり)
backtrack。DBの状態を任意の時間の状態に戻せる。
Lambdaを実行可能。
所感
初心者支部の名前の通り、基本的な内容なので初心者に優しい印象です。
また、中級以上の人も知識の振り返りや、使ったことのないサービス・機能の情報収集になります。
次回は、10月にあるそうで「AWS Night school」は「S3・RDS」をやるそうです。次回も参加してみたいと思います。