こんにちは、ちゃりおです。
AWSサービス数もすごいですが、インスタンスタイプやインスタンスタイプも種類が多く
使い始めの頃は迷うと思います。
今回は、インスタンスを選ぶ際に知っておきたいことを紹介します。
インスタンスファミリーとインスタンスサイズについて
本題にはいる前にインスタンスタイプとインスタンスサイズについておさらいしておきましょう。
そもそもインスタンスなんですが、これは仮想サーバだと思ってください。(rdsインスタンスもあるので厳密には難しいところですが)
インスタンスタイプですが、これは図の右側「m4」の部分です。
インスタンスタイプは用途で決まります。
例えば、汎用的なm4、コンピューティングに最適化されたc4、テスト用途のt2とか。
数字の部分は世代を表していて、大きくなるほど新しいです。
次は左側の「larage」の部分です。
これはインスタンスサイズといって、スペックを表しています。
「micor」「small」「medium」「large」などがあります。
これが大きくなるほど、CPUやメモリの量が増えます。
インスタンス選びのTips
t系インスタンスについて覚えておこう
t系のインスタンスを僕は最も使っています。
AWSの資料のユースケースをみてもよく使いそうなのが伝わると思います。
ユースケース
ウェブサイトやウェブアプリケーション、開発環境、ビルドサーバー、コードリポジトリ、マイクロサービス、テストやステージングの環境、基幹業務アプリケーション。
AWS公式サイトから引用
t系のインスタンスの特徴的なところが2つあります
- バースト可能なところと
- より小さいインスタンスサイズを選択
バーストについては、こちらの記事がわかりやすかったです。
ざっくり説明すると、一時的にベースラインパフォーマンスより高いCPU性能を発揮することができる機能です。
【EC2】T系ファミリーの概要と、T2,T3の仕様の違いについてのまとめ
t系インスタンスの用途の一つに検証で使うというのがあります。
そのため、インスタンスサイズが小さいものも用意されています。
他のインスタンスは「larage」からしかないですが、t系は「medium」から「nano」まであります。
「large」以下のスペックでいい場合、t系を使うことになります。
新しいインスタンスを選ぼう
インスタンスを選ぶ際は、新しいものを選びましょう。
例えば、EC2でt系インスタンスを作成する際、t2、t3、t3aから選ぶことができます。(2019年8月現在)
この中だと数字が一番小さい、t2が一番古くてt3系が新しいです。
t2.largeとt3a.largeの料金を比較してみると、t3aのほうが一時間あたり0.0237USDの安いです。
一月あたり、17USDの差があります。
料金 | |
---|---|
t2.larage | 0.1216USD/時間 |
t3a.large | 0.0979USD/時間 |
性能も新しいほうが高いです。
AWS Nitro System と高周波数インテル Xeon スケーラブルプロセッサによって、価格性能比が T2 インスタンスよりも最大 30% 向上
公式サイトより引用
インスタンスサイズが上がると料金は2倍
インスタンスサイズが一つ上がると、スペック(メモリ)なども2倍になりますが料金も2倍になります。
これを覚えておくと、例えばシングルで稼働しているサーバがあった場合、
「料金は変わらないので、サーバのスペック一つ下げて2台にして冗長化するのはどうだろう。」
のような提案をできるようになります。
まとめ
今回はインスタンスを選ぶ際のTipsを書いてみました。
最初のうちはインスタンスについて、全然わからず選ぶのも一苦労だったのですが
各インスタンスの特徴やスペックについて調べることで徐々になれてきました。
この記事が誰かの参考になればと思います。
- t系インスタンスについて覚えておこう
- 新しいインスタンスを選ぼう
- インスタンスサイズが上がると料金は2倍