こんにちは、ちゃりおです。
サービスの外形監視いれていますか。
可用性のモニタリングやエンドポイント監視に外形監視サービスが便利です。
AWSで動いているサービス向けに、今回は外形監視サービスを比較してみます。
比較対象の要件
今回3つのサービスをピックアップして比較しました。
- Cloudwatch Synthetics
- NewRelic Synthetics
- Datadog Synthetics
各サービスが満たしている要件は以下です。
- 1分間隔のモニタリングが可能
- 可用性を%で表示できる
- ツールの拡張性・シェア
- 外形監視以外の監視もしたくなったときに
比較した項目
以下項目を比較しました。
- 監視できる項目
- レスポンスタイムとかも見たい
- データの保持期間
- 可用性とかできるだけ長期間追跡したい
- IPアドレスは公開されているか
- IPアドレスを絞っているサービスでも使いたい
- 料金(1分間隔でURL監視した際の月額)
CloudWatch Synthetics
AWSのツールです。
現在はプレビュー版です。(2020/03/15時点)
監視できる項目
可用性だけぽいです。
データの保持期間
S3に保存できるので、長期保存が可能です。
IPアドレスは公開されているか
公開されていないです。
料金
Canary 実行ごと0.0019USD
82.08USD/月
備考
AWSのツールなので、導入のハードルがかなり低いです。
他のツールに比べると、監視項目は少なめです。
Lambdaを書くこともできるので、柔軟に監視ができそうです。
NewRelic Synthetics
監視できる項目
可用性の他にもレスポンスタイムがみれます。
レスポンスタイムを50%ileや95%ileでみることができます。
データの保持期間
Lite 2週間
Pro 13ヶ月
IPアドレスは公開されているか
公開されています。
料金
Proプラン 10kチェック 69USD
345USD/月
備考
レスポンスタイムで50%ileや95%ileが見れるのは、便利そうです。
1分間隔だと料金がかなり高額になってしまいます。
ただLiteプランも用意されていて、無料で無制限のURLを登録できます。
liteプランでは、「アラートを飛ばせない」「2週間しかデータを保存できない」です。
DataDog Synthetics
監視できる項目
可用性とレスポンスタイム。
データの保持期間
調査中
IPアドレスは公開されているか
公開されている。
料金
API Test 10kチェック: 5USD
25USD/月
備考
アラートが柔軟に作れそうでした。(body,header,response time,status code)
Monitaringの中にSLOの項目があって、エラーバジェットも表示されていたので良さそうでした。
Teraformとかでも設定ができるらしく、設定の数が増えた際に楽そうです。
まとめ
今回は、外形監視のツールを比較してみました。
NewRelicとDatadogは無料トライアルがあるので、気になった方はトライアルやってみるのをお勧めます。
個人的には、Datadogが良さそうでした。
可用性の可視化がしやすく、アラートやダッシュボードを柔軟に作れそうです。
料金増加が無理で、2週間までしかデータみれなくても大丈夫な場合NewRelicnのLiteプランよさそうです。