インフラ

これからAWSを勉強する人へ 〜AWSを勉強する3つのメリット〜

aws

インフラって範囲が広くて、「何を勉強すればいいか」わからないですよね。

個人的には、AWSを勉強したのが一番役に立っています。
今回は、AWSを勉強するメリットをまとめます。

Contents

AWSとは

Amazon 社内のビジネス課題を解決するために生まれた IT インフラストラクチャのノウハウをもとに、2006 年、アマゾン ウェブ サービス(AWS)はウェブサービスという形態で、企業を対象に IT インフラストラクチャサービスの提供を開始しました。
クラウドコンピューティングの主なメリットの1つは、必要な時に、必要なだけ、低価格で IT リソースを提供することができることです。クラウドを使用することで、企業はもはや数週間・数ヵ月も前から、サーバーや他の IT インフラストラクチャを計画・調達する必要がなくなります。クラウドなら、即座に何百・何千ものサーバーを数分で起動し、迅速に結果を出すことができます。

AWSとは | AWS

AWSを学ぶメリット

有資格者の平均年収は1000万を超える(海外)

まずは、以下の表をご覧ください。

順位 資格名 平均年収
1 公認ITガバナンス専門家(CGEIT)CGEITサイト 12万1363ドル
2 AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 12万1292ドル
3 プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP) 11万4473ドル
4 AWS認定デベロッパー アソシエイト 11万4148ドル
5 情報システムセキュリティプロフェッショナル認定(CISSP) 11万1475ドル

15 Top-Paying Certifications for 2018から引用。

ベスト5にAWS認定資格が2つもランクインしています。
年収はどちらも、1000万を超えています。
AWSを使える人の需要が高いことがわかります。

「国内はどうなの」という話ですが、こちらも需要が高いです。
フリーランスのサイト(レバテック)で案件数を調べてみたのですが、Azure:5件・GCP:2件(他社クラウドサービス)に対し、AWSはなんと42件。

Azureの8倍、GCPの20倍の案件数があります。

他クラウドより、需要の高いようです。(2018/11/10時点)案件の単価も70万、80万と高めでした。

私自身、AWS SAAとSysOpsを持っているのですが転職活動の際に役立ちました。
書類選考で11社ほど申し込んだのですが、9社通過することができました。
転職エージェントの方は、10社申し込んだら半分の5社通るのが一般的と言ってました)

もちろん資格だけではないと思いますが、面接の際も話のネタになったのでおすすめの資格です。

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各種契約・HWの調達等面倒な作業をしなくていい

server

オンプレでインフラを構築すると、結構面倒な作業が多いですよね。
ざっと思いつく限りですが、

  • DCの契約
  • インターネットの契約
  • サーバ・ネットワーク機器・その他周辺機器を調達する
  • DCに行って、調達した機器をキッティング・ラッキング
  • サーバにOSをインストール

場合によっては、これで数ヶ月掛かることもあるかと思います。
さらに機器にバグがあったり、機器と機器の相性が悪くて動作しないなどあったら、さらに時間がかかります。
それに、機器の更改があったり大変です。

クラウドだと、この作業がアカウントの作成で終わります。
アカウントの作成自体も、メールアドレスとクレジットカードさえあればできます。
数分で作成できると思います。
また、HWもAWSが管理してくれるのでHWの故障とか更改などは、ユーザが考慮する必要がありません。
正直自分たちで、HWを管理するより世界中に数百万台以上のHWを管理しているAWSに任せた方が安心です。

そうはいっても、「セキュリティが心配で・・」というお客さんがいると思います。
セキュリティの認証も多数取っているし、セキュリティに厳しい金融系でもクラウドサービスが使われて始めているので、そいうった声も徐々に減ってくると思います。

AWSを勉強する前に、オンプレでDR環境を作成したことがあります。
インフラだけで半年かかる長めの案件でした。
システムがそもそもAWSだったらマルチAZにするだけなので、「一瞬で終わる」・「もしくは案件にならなかった」と思いとガッカリしました。

WEB上に情報が多く、学習のハードルが低め

ユーザ数が多く、学習するためのコンテンツが豊富です。
書籍では、以下がおすすめです。

AWSでWEB・DBの基本的な構成を構築しながら学べる本です。
使用するサービスは、主にVPC、EC2です。
ネットワークやサーバの基礎なども載っていて、新人やインフラの経験が浅い人にもおすすめです。
僕が所属している会社の、AWS初心者向けの勉強会用の教材としても使用しました。
評判がよく社内で4冊ほど購入して、みんなでシェアしています。

動画だと、こちらがおすすめです。
手を動かしながら2週間で学ぶ AWS 基本から応用まで

AWSのよく使うサービスEC2、VPC、RDS、ELB、S3、Route53、IAMの説明から、SDKでの操作Cloudformationを使った構築の自動化まであって実践的です。
動画だと、実際の操作を見ながら勉強できるのでより効率的だと思います。

AWS公式のトレーニングもおすすめです。
公式のトレーナーの元、座学やハンズオン、トレーニングによってはグループディスカッションもあります。
値段は10万以上するものもあるので、上司に頼んで受けるのもいいかもしれません。

ユーザグループも盛んに活動が行われているので参加すると楽しいと思います。
敷居が高そうに思われがちですが、初心者向けのユーザグループもあります。

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まとめ

AWSを勉強して資格を取るまでは、オンプレの案件で機器のこととか面倒でインフラが嫌いになりかけてました。
勉強したおかげで、AWSの案件が回ってきて、機器のこと考えなくてよくなりました。
さらに、Cloudformationなどで構築自動化できたりと楽しくなりました。
今後も、AWSの需要は大きくなると思うので勉強を継続していきます。

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